FOHTE こと ふぉーて です。
先日 2022 年 5 月 14 日 (土) に開催された、beatmania IIDX の非公式大会「第 3 回べあー杯」に、チーム「パワー」の選手として参加しました。
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結果から先に言うと、チームの「パワー」を忌憚なく発揮でき、準優勝という想像以上の成果をあげられました。
本記事では、前日までの個人・チームでの試行錯誤の過程と、当日の試合の心境等を、自分目線で振り返ります。
チームメンバーの Zexx さん、Regard さんの振り返り記事も併せてご覧ください。
エントリー 〜 大会前日まで
なぜエントリーしたのか
自分は第 1 回べあー杯にも参加しており、その際は予選で敗退という非常に悔いの残る結果に終わりました。
そこから大会で良い成績を残したいという気持ちが強まり、再度べあー杯出場の機会を頂ければ必ず参加したいと考えていました。
そんな中でべあー杯開催の発表があり、チームメンバーを探していたところ、Zexx さんからお誘いを頂き、Regard さんと共にチーム「パワー」1として出場する運びとなりました。
チームとしての戦略と準備
予選ブロックの対策
まず、予選ブロックは事前に各チーム希望を提出した結果、(紆余曲折あり) 以下のチーム割り当てとなりました。
チームメンバーの REGARD 選手はチーム内でも今回のべあー杯出場者の中でも飛び抜けて鍵盤力が高い選手です。
そこで、REGARD 選手に気持ちよくなってもらうために (?)、☆12 の鍵盤が叩ける第 6 試合の SOF-LAN 大将に REGARD 選手を配置しました。
あとは出場コストを考えつつ各自妥協ができるレベル・テーマで配置していった結果、自分は第 4 試合の大将 SCRATCH、第 6 試合の中堅 SCRATCH とスクラッチ漬けで出場することに。
ZEXX 選手には先鋒 PEAK・中堅 CHARGE と、Zexx さんのメインフィールドではおそらく無いものの、得意とする固定系オプションで刺していけるテーマで出場していただくことになりました。
そんなこんなで、曲者揃いのテーマにしては全員の得意が活かせるバランスの取れた構成となりました。
オーダーはこうして決まりましたが、準決勝以降に進むには、予選ブロックを各ブロック 3 チーム中 2 位以上で通過する必要があります。
予選ブロックのチーム割り当てが発表された時点で、チーム「出張!上野動物園」への勝算が薄いことが分かっていました。
特に自分が対戦することになる大将 SCRATCH の RIN 選手が非常に強い。
RIN 選手と課題曲の自己ベストを比較すると、課題曲全曲で負けていました。
今回のべあー杯課題曲ではないものの、自分が全譜面の中で最も得意としている Level 3 ですら負けているという事態で、自己ベストで比較すると手も足も出ません。
チーム「gradation」は互角で勝算があると考え、個人としては対チーム「gradation」戦に全力を注ぐことにしました。
このような理由で、今回はオーダーが確定してからはとにかく中堅 SCRATCH 課題曲全てを満遍なく詰めていました。
対して大将 SCRATCH 課題曲は、ほぼ全ての譜面を普段からプレーしていて伸び代が少なかったこともあり、投げられる可能性が高い譜面と自選予定曲を主として軽めに練習する程度でした。
準決勝戦の対策
B ブロックはチーム「出張!上野動物園」が 1 位通過すると予想しており、我々はチーム「gradation」に勝てば 2 位通過となります。
準決勝では B ブロックを 2 位通過した場合は A ブロックの 1 位と戦うこととなります。
A ブロックは個人的に最も選手のバランスが取れていて実力者揃いであったチーム「べじたぶる倶楽部」が 1 位通過すると予想し、各選手の得意・苦手傾向をスコアを収集して確認していました。
準決勝でも大将で REGARD 選手に ☆12 で暴れてもらい、予選で ☆8-10 を対策している ZEXX 選手に先鋒を、残りは自分が中堅で出場しようと決めていました。
中堅で相手になる可能性が高いと予想していたのは HIDEKA 選手、RAITO. 選手であったため、お二方を重点的に調査・対策していました。
とはいえ、テーマが FREE であり譜面数が膨大であること、かつ準決勝の相手がチーム「べじたぶる倶楽部」以外になる可能性もあることから、深い対策はしていませんでした。
決勝戦の対策
決勝戦については何も対策していませんでした。
というのも、準決勝で勝てることをほぼ想定していなかったため、「万が一勝てたらその場で考えよう」とチームで相談し (相談とは?)、予選ブロックと準決勝に集中しました。
大会当日
予選ブロック戦
第 4 試合 大将戦 SCRATCH (vs RIN 選手) (アーカイブ 2:07:52〜)
RIN 選手とは得意傾向が似ていて、自分の完全上位互換といっても良いほどに一枚以上上手の存在で、目標にしている選手です。
そんな選手と本番初戦にして対決です。
先鋒戦では REGARD 選手が惜しくも *WOOL* 選手に 2 タテされてしまったものの、中堅戦で ZEXX 選手が 9MARY0 選手と自選・他選を食い合うという展開に。
ZEXX 選手が作った流れで自分も 1 勝はしたいという気持ちで挑みました。
自選曲: Lords Of The Roundtable (アーカイブ 2:10:23〜)
自分が得意とする中高速 BPM 帯で 16 分皿主体の譜面で、かつ正規系オプションで安定したスコアを出せるという点から選曲。
前述したように、自己ベストではこの譜面では例外ではなく RIN 選手に負けているものの、点数差で見ると 50 点ほどで比較的マシな譜面です。
また、自分のアベレージスコアも大体いつやっても自己ベスト -10〜-20 点ほどで収まっており、上振れを引けばワンチャンスがあると考えていました。
しかし、結果的には……
142 点差で大敗。自分が自己ベスト -97 点と下振れた一方で、RIN 選手は自己ベスト -11 点と安定したスコア。強すぎる。
RIN 選手も自分も大会本番 1 曲目で、指の温まり具合は同条件でしたが、RIN 選手がほぼ自己ベストのスコアを出しているのはさすが。
急に皿曲やってここまで安定したスコア出されたら勝てません。
他選曲: Xperanza (アーカイブ 2:13:12〜)
てっきり RIN 選手は皿メインの譜面を選曲すると思っており、全く予想していなかった譜面でした。
鍵盤が多い譜面は自分も苦手ではないため、そういった意味でも予想外の選曲でした。
結果は 81 点差で敗北。全体的に失点が多く、悔いが残る結果となりました。
ただ、自分の自己ベストよりも RIN 選手の大会一発スコアのほうが断然高く、RIN 選手の隙の無さを痛感する結果でした。
(余談) 自選候補と他選予想
前述したように、RIN 選手には大将 SCRATCH の課題曲で自己ベストが勝っている譜面はひとつもありません。
ただ、その中でも自分がワンチャンを狙える譜面という点で、以下の譜面を用意していました。
- BLACK.by X-Cross Fade
- RIN 選手とは自己ベストが 30 点ほどの差で、課題曲の中では最もスコア差が低い譜面でした。
- ただ、正規系譜面に若干癖がついてしまったのと、ランダムも押しにくい配置で崩れてしまうことを懸念して選曲しませんでした。
- それでもアベレージは高めだったため、Lords Of The Roundtable とどちらを選曲するか直前まで迷っていました。
- Red. by Jack Trance
- どんな配置でも安定して 3400 くらいのスコアが出るため (自己ベストは 3434)、最も安定してそれなりの水準のスコアが出せる譜面です。
- ただし RIN 選手は自己ベストが 3500 点を超えており、よっぽど RIN 選手が下振れない限りは勝てないと判断しました。
また、他選は以下を予想していました。
- Plan 8
- RIN 選手が得意としている譜面のため、最も警戒していました。
- 対戦終了後に Plan 8 を選ばなかった理由を聞くと、決勝に残しておきたかったとのことでした。
- 灼熱Beach Side Bunny
- スコア差が最もついていた譜面のため、次点で警戒していました。
結果としては他選予想が外れ自選でも大敗するという結果に終わってしまい、実力不足を痛感しました。
残念ながら 2-8 点でチームとしても負ける結果になりましたが、気を取り直してチーム「gradation」戦に挑みました。
第 6 試合 中堅戦 SCRATCH (vs YAKAN 選手) (アーカイブ 2:55:30〜)
第 5 試合のチーム「gradation」対チーム「出張!上野動物園」はチーム「gradation」が 1 点という結果だったため、この試合で引き分けでもチーム「パワー」は準決勝に進出できます。
先鋒戦では ZEXX 選手と KRAG20 選手がお互いに自選を取り合っており、自分と REGARD 選手は自選さえ取れば準決勝に進めるという状況です。
ただ、YAKAN 選手とは少し前から相互ライバルで、お互いの得意・不得意を把握している状態での対決です。
SCRATCH はどちらかといえば自分に分があると考えていたため、あわよくば 2 タテして安心して REGARD 選手に大将で暴れてもらいたいと考えていました。
他選曲: Beat Juggling Mix (アーカイブ 2:57:42〜)
この譜面は、対戦相手発表時に自己ベストが 100 点ほど YAKAN 選手に負けており、高確率で投げられるだろうなと予想していました。
INFINITAS でこっそり練習しており、自己ベストだけで見ると YAKAN 選手の自己ベストと同点になるまで練習していました。
オプションは自分が MIRROR に対して YAKAN 選手は R-RANDOM を選択。
R-RANDOM は当たり配置がいくつか存在するものの、二重トリルが押しにくい配置も多く、鍵盤力を要求されます。
正規系オプションであれば、最後の 17-35 トリルが安定しないものの、それ以外は無難に押しやすい配置なので、自分は MIRROR を選択。
結果は 27 点差で敗北。YAKAN 選手の R-RANDOM の配置は外れ気味の配置にも関わらず、大きく崩れることなく安定して拾えていました。
自分は 13-57 トリルでも崩れてしまったり、最後の 17-35 トリルで大ゴケしてしまい、連皿では点差を縮めたものの敗北という結果に。
17-35 トリル直前までほぼ同点だったため、非常に惜しかったです。悔しい。
自選曲: SWEETEST SAVAGE (アーカイブ 3:00:20〜)
ガチ押し + 叩き皿系の譜面ということで、YAKAN 選手がおそらく苦手だろうなと考えて選曲。
実はこの譜面は本番 2 日前まで人生で一度もプレーしたことがありませんでしたが、やってみると想像以上に自分の得意な譜面傾向だったため、2 日で仕上げました。
アベレージスコアも 1800 前後で安定していたため、自信を持って選曲しました。
結果は 44 点差で勝利。今大会初めての勝利です。嬉しい。
全体的にポロポロと失点してしまったものの、勝てたので全て OK です。
大会に向けて ☆11 SCRATCH を重点的に練習していたおかげか、小指皿と手首皿の使い分けが上手になり、その成果が出ました。
(余談) 自選候補と他選予想
自選候補としては、以下の譜面を用意していました。
- とろぴかる倶楽部
- SWEETEST SAVAGE と同じく、ガチ押し + 叩き皿系譜面なので、YAKAN 選手の苦手を突けると考えて練習していました。
- ただ、本番当日に ZEXX 選手と一緒に練習していたときに選曲したところ、自己ベスト -70 点ほどのスコアが出て ZEXX 選手に大敗してしまったので、選曲しませんでした。
- 27th style
- 皿の精度力で勝てる可能性が高いと考えて練習していました。
- ただ、第 4 試合の対 RIN 選手戦で連皿の調子があまり良くないことが分かったため、選曲しませんでした。
- Theory
- ギアチェンさえ成功すれば安定して高水準のスコアが出せるものの、失敗すると取り返しがつかない事態になるため、失敗を恐れて選曲しませんでした。
他選は実際に投げられた Beat Juggling Mix を除き、以下の譜面を想定していました。
- Routing
- この譜面は皿というよりジャリ系譜面なので、鍵盤力で勝負を挑まれる可能性を考えていました。
- CHECKING YOU OUT
- Beat Juggling Mix 同様、対戦相手発表時に自己ベストが大きく負けていたため、投げられる可能性が高いと考えていました。
試合の結果は、大将戦で REGARD 選手が自選を圧倒的パワーで取り、HITA* 選手の自選は惜しくも負けてしまったものの、引き分けという結果で終了。
全試合の点差で、チーム「パワー」は準決勝戦へ進出することになりました。
準決勝戦
そして準決勝戦です。対戦相手は予想が的中し、チーム「べじたぶる倶楽部」となりました。
どの選手も隙が無く、自選さえ取れるかどうか怪しいという非常に厳しい戦いです。
第 2 試合 ☆11 FREE (vs HIDEKA 選手) (アーカイブ 3:47:14〜)
先鋒戦では ZEXX 選手が X-JIN 選手と僅差で自選を取り合う熱い展開に。
中堅戦で 1 つも落としたくないという状況で自分の出番になりました。
他選曲: nostos (アーカイブ 3:49:49〜)
人生で 1 度しかプレーしたことが無い譜面が来ました。
HIDEKA 選手は SCRATCH 譜面を得意としているため、てっきり SCRATCH 譜面が来ると思っていました。2
実は準決勝の前にオーダーを考えている間、X-JIN 選手が練習で nostos をプレーされているところを見て、ZEXX 選手にソフランの対策方法をその場で教えてもらっていました。
その教えてもらったギアチェン (加速するタイミングで皿チョン) を試した結果……
はい、AAA 乗りませんでした。170 点差で大敗。
皿チョンしようとしたらサドプラが消えて完全にギアチェン失敗しました。
ギアチェン失敗も要因のひとつですが、加速後もじわじわと点差が広げられていたので、ギアチェンが成功していても厳しい戦いだったと思います。
さすが自選。また刺されないように練習しておきます。
自選曲: 旅人リラン (アーカイブ 3:52:45〜)
対して自選は、非常に悩みながら旅人リランにしました。理由はいくつかあって、「普段アップでよくプレーする」「曲と譜面が好き」「中速指ガチ押し系譜面は自分に分があると考えた」等々です。
正直なところ、☆11 では胸を張って得意といえる譜面がひとつもなかったため、渋々の選曲でした。
なお、HIDEKA 選手は SCRATCH 譜面を得意としていることもあり、中堅 SCRATCH 課題曲は全て選曲候補から外していました。
結果は 12 点差で辛勝。アーカイブを見ると最後の最後まで同点だったため、非常に危ない試合でした。
安定感を高めて武器にするべく、もっと練習します。
第 5 試合 サドンデス ☆11 FREE (vs HIDEKA 選手) (アーカイブ 4:13:14〜)
大将戦で REGARD 選手が RAITO. 選手に対して自選を取り合う形で引き分けに。
結果同点となり、サドンデスが始まりました。
サドンデスでは大将戦 → 中堅戦 → 先鋒戦の順で対戦していき、各試合で 2 タテした時点でそのチームが勝ち。2 タテできなかった場合は大将が ☆12 ランダム選曲で勝敗を決めるというルールです。
サドンデス初戦では REGARD 選手が大将戦で再度 RAITO. 選手と自選を取り合い、中堅戦で自分の出番が来ました。
他選曲: apo:llioth (アーカイブ 4:15:09〜)
nostos と同じく、ほとんどプレーしたことがない譜面でした。
曲名から曲が思い出せず、譜面構成も全く覚えていなかったため、これは勝てる見込み薄いな……と思っていました。
オプションは正規系が外れていた場合を懸念して、RANDOM に。HIDEKA 選手も RANDOM を選択していたため、オプションでは同じ土俵での対戦です。
そんな感じであまり自信が無いながらに自分のプレーに集中していました。
結果は、なんと 49 点差で勝利!!!! (本当に!?!?)
間違いなく今大会で一番良いパフォーマンスでした。本番で自己ベスト +82 点。やってなかったとはいえ伸びすぎました。
プレー中は連皿が来るたびに歓声が沸いていて、「HIDEKA 選手に巻き返されたっぽいぞ」と焦っていました。
アーカイブを見返すと手首皿パワーでめちゃくちゃ光っていて、対する HIDEKA 選手も点差が離れることなくしっかりと光っていました。
自分の自己ベスト大幅更新がなければ HIDEKA 選手には勝てていませんでした。
プレーしていなかったからこそ逆に集中できて全体的に良い出来になったのかもしれません。
HIDEKA 選手も連皿含め全体的に非常に安定していましたし、どこかひとつでも崩れれば負けていたと思います。
今大会で最も思い出に残る試合でした。
曲調のかっこよさも相まって、この曲がめちゃくちゃ好きになりました。
自選曲: SABER WING (アーカイブ 4:17:48〜)
自選は SABER WING を選曲。「ガチ押し系譜面がやりたい」「アベレージが安定している」という理由で選曲しました。
以前出場した他の大会で SABER WING をかなり対策していたため、ギアチェンも安定しており、それなりに自信のある選曲です。
結果は 83 点差で勝利!!!!
他選を取っていたことで余裕を持ってプレーできたこともあり、ギアチェンを含め全体的に大きく崩れることはなく、無事に勝利となりました。
そしてなんと決勝進出がここで決まりました。
まさか自分が 2 タテするという展開になるとは思いもしていませんでしたし、決勝進出も想像だにしておらず、夢のようでした。
決勝進出がかかっているここぞというタイミングでここ一番のパフォーマンスが発揮できて本当に嬉しかったです。
決勝戦
うっかり決勝に進出できてしまい、最強チーム「出張!上野動物園」との予選ブロック以来の再戦となりました。
オーダーは画像の通りです。第 4 試合と第 5 試合で REGARD 選手と自分がどちらで出場するか非常に迷い、RIN 選手が出てくる読みで第 4 試合に自分が出場することに。
結果、対戦相手が発表され、自分の相手は 9MARY0 選手、REGARD 選手は RIN 選手と戦うことに。REGARD 選手、皿頑張って。
第 2 試合 ☆10 FREE (vs RIN 選手) (アーカイブ 5:12:20〜)
第 1 試合では ZEXX 選手が *WOOL* 選手に 2 タテされるという結果に。スコアは自選他選ともに僅差で非常に惜しかった……。
ZEXX 選手の分、自分も頑張らねば……という意気込みはありましたが、対戦相手はここまで無敗で全タテしてきた RIN 選手。
さらに自分は ☆10 がメインフィールドではないため、厳しい展開になると予想していました。
自選曲: Jack (アーカイブ 5:14:20〜)
自選は Jack を選曲。理由はガチ押し譜面がやりたかったからです Pt.2。
Jack は CS EMPRESS をプレーしていた昔の頃から好きな曲・譜面でたまに選曲していたため、☆10 の中で苦手ではない譜面でこれがパッと思いつきました。
オプションは自分が S-RANDOM に対して RIN 選手は RANDOM を選択。
結果、1 点差で勝利!!!!
ついに無敵の RIN 選手に一矢報いることができました。
中盤まで 9 点差で大きく負けていて、同点まで巻き返して最後の最後まで抜きつ抜かれつの展開で、本当に危ない試合でした。
RIN 選手の RANDOM の配置が 1P 側 2, 3 鍵に縦連が終始降ってくるような配置で非常に押しにくい配置だったことも、自分にとっては功を奏したのかもしれません。
何はともあれ、ようやく RIN 選手に勝てました。嬉しい。
Jack の LEGGENDARIA 譜面の追加のほど、何卒よろしくお願いします。
他選曲: EURO-ROMANCE (アーカイブ 5:16:50〜)
他選は EURO-ROMANCE です。すみません、全く知らなかった曲でした……。
結果は 27 点差で敗北。さすがに apo:llioth のようにはいきませんでした。
RIN 選手が MAX-17 の自己ベスト -5 点とと本番一発で安定したスコアを出されていて、さすがに上手すぎました。
自分も完全初見にしては食らいついたと思っていましたが、純粋な精度の差で RIN 選手に敵いませんでした。
ここはお互いに自選を死守する形で引き分けという結果になりました。
第 4 試合 ☆12 FREE (vs 9MARY0 選手) (アーカイブ 5:28:08〜)
第 3 試合の REGARD 選手と *WOOL* 選手戦でもお互い自選を守って引き分けという結果に。
REGARD 選手の Snow Goose も *WOOL* 選手の Linus も上手すぎです。
優勝するにはここで自分が 2 タテするのが一番可能性が高い、という状況です。
自選曲: BLACK.by X-Cross Fade (アーカイブ 5:30:42〜)
自選は BLACK を選曲。9MARY0 選手には鍵盤地力で勝てる自信がなかったので、安定を取って SCRATCH を投げました。
予選ブロックの大将 SCRATCH で投げる候補譜面だったため、アベレージスコアや安定させる方法も分かっているため、余裕を持ってプレーしていました。
結果は 96 点差で勝利。
オプションは自分が MIRROR に対して 9MARY0 選手は RANDOM でした。
MIRROR は安定するものの RANDOM のほうが最大値は高くなるので悩んでいましたが、9MARY0 選手の配置はかなり厳しそうでした。MIRROR にしておいてよかった。
余談ですが、BLACK ではなく物量で真っ向勝負を挑もうと思っていました。優勝がかかっていた大事な局面だったので、安定を取ってしまいました。
9MARY0 選手ごめんなさい。また次戦うときは鍵盤で勝負しましょう。
他選曲: Despair of ELFERIA (アーカイブ 5:33:28〜)
他選は 9MARY0 選手の得意とする高速物量です。GO OVER がよかった……
結果は…… 81 点差で大敗。
オプションはお互いに RANDOM を選択していたため、同じ土俵ではあったのですが、地力差で大きく負けてしまいました。
正規系オプションを選択するかどうかでかなり迷っていたのですが、9MARY0 選手に勝つには安定を取るよりも最大値を取るしかないと判断。
結果的に 9MARY0 選手も RANDOM を選択し、配置も当たり気味だったため、純粋に地力差で勝てませんでした。
自分も鍵盤物量譜面はそこまで苦手では無いのですが、まだまだ足りないと痛感しました。
山に籠って修行してきます。
結果
最後の第 5 試合は REGARD 選手と RIN 選手が互いに自選を守る形で引き分け。RIN 選手の Plan 8 上手すぎる。
決勝戦の結果は 6-8 で惜敗となりました。
ただ、予選で大敗した相手になんとか食らいつけました。
先鋒戦は非常に惜しかったですし、そもそも決勝に進むことすら想像していなかったので、ここまで優勝候補チームに対して善戦できたのはチーム全員が全力を出し切れたからこそだと思います。
皆よく頑張った。チームメンバーに圧倒的感謝。ありがとう。
最後に
末筆ではございますが、大会関係者みなさまに感謝の意を表せればと思います。
大会主催のべあーさん、第 1 回、第 2 回と引き続き、BPL でお忙しい中企画から開催まで大変だったかと存じますが、素晴らしい大会を企画いただき、参加の機会までいただきありがとうございました。
運営スタッフのみつさん、じゃくしゃさん、ぷすさん、レジャーランドスタッフの皆様、選手として何一つ不満な点なく参加できたのは、べあーさん始め運営に携わった皆様のご尽力のおかげだと思っています。本当にありがとうございました。
試合前後にいつも励ましの言葉をかけていただいたり、細かい配慮が選手としてすごく嬉しかったです。
解説のうなむねさん、まささん、分かりやすく丁寧で優しい解説をありがとうございました。
自分も予選で 1 試合だけ解説席にお邪魔しましたが、お二方の解説の凄さを身を持って体感できました。
BPLS2 でのご活躍も一ファンとして応援しております。
べあー杯開催の支援をしていただきました 42 名の皆様、ご支援いただき誠にありがとうございました。
遠方の選手とオフラインで戦う機会をいただけて、一選手としても非常に楽しめました。
ここまで長文を読んで頂きありがとうございました。
今後も機会があれば大会に出場していきたいと考えているので、良い試合ができるようにより一層練習に励みます!